2030年、世界のエネルギー事情はどうなっていると思いますか？

先進国のスマートグリッド化、新興国の台頭とエネルギー需要増、途上国の人口爆発と未電化人口の増加、それらが同時進行で起きる中、再生可能エネルギーの普及は進むのか、途上国の電化を劇的に進める施策とは？

本ワークショップでは、2030年のエネルギー事情を俯瞰し、これから起きる技術革新も視野に入れながら、エネルギーインフラや社会システムの将来を考え、そこで起こり得るビジネスについて考えます。

主催　NPO法人soket　　共催　日本財団

プレゼンター/パネリスト：
・阿部力也 （東京大学特任教授／一般社団法人デジタルグリッドコンソーシアム代表理事）

1953年福島県生まれ。1977年東京大学電子工学科卒業後、電源開発株式会社（現J-POWER入社）。石炭火力発電所建設、発電所コンサルタント、米国電力研究所（EPRI）、火力発電所保守、建設計画、新事業開発、技術開発などを経て、2008年東京大学大学院特任教授、技術経営戦略学専攻、2011年一般社団法人デジタルグリッドコンソーシアム設立、2012年「デジタルグリッド」総括寄付講座共同代表。東大運動会ヨット部クルーザー。情報と電力をデジタルに統合した新しい電力網「デジタルグリッド」を提唱し、日本、米国、欧州、東アフリカ等において実践活動を展開中。

・磯野謙 （自然電力株式会社代表取締役社長）

1981年長野県生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートにて、広告営業を担当。その後、風力発電事業会社に転職し、全国の風力発電所の開発・建設・メンテナンス事業に従事。2011年6月自然電力（株）を設立し、代表取締役に就任。

主に地域産業と連携した事業開発を担当。2013年1月juwi自然電力設立後、同社取締役も兼務。

慶應義塾大学環境情報学部卒業、コロンビアビジネススクール・ロンドンビジネススクールMBA。

・田中謙司 （東京大学総括プロジェクト機構特任准教授）

1974年生まれ。電力ネットワークイノベーション総括寄付講座にて二次電池や新電力融通「デジタルグリッド」等の技術を活用した社会システムを研究。経営コンサルティング会社、未公開株投資ファンド、東京大学助教を経て13年より現職。二次電池社会システム研究会理事、デジタルグリッドコンソーシアム理事、日経ＣＳＩＳバーチャルシンクタンクフェロー、自動車技術会蓄電システム技術委員、元国土交通省政策参与(2011-12)

http://www.sys.t.u-tokyo.ac.jp/staff/tan.html

・新井元行 （E2N Lab代表/NPO法人soket, Director, Knowledge Development）

1978年生まれ。2004年修了後、BearingPoint（現PwC）にて技術戦略策定、R&Dマネジメント改善等のコンサルティングに従事。2010年退職後は、開発途上国の経済成長に寄与するエネルギー技術開発・導入を目指し、NPO法人soket、See-D contestの立ち上げに参画。2012年より、サウジアラビア政府・東大・経産省共同プロジェクトのマネージャーとして派遣され、主に太陽光発電の技術開発・導入計画策定に携わる。東京大学博士（工学）。

・秋田智司 （NPO法人soket, Chief Business Producer, Business Development）

1981年生まれ。大学院卒業後、IBMビジネスコンサルティング・サービス（現・日本IBM）の戦略コンサルティングチームにて、新規事業構築、業務変革支援に従事。2010年NPO法人soket立ち上げに参画、ビジネスプロデューサーとして、途上国が抱える問題の構造を紐解き、その解決に寄与するビジネスの構築に従事している。

ショートプレゼンテーション・テーマ

・エネルギー技術革新と国家のエネルギーシステム構築、
・再生可能エネルギーによる発電ビジネスの可能性
・蓄電池の未来
・次世代の送配電システムと、途上国電化事業の可能性
・電力消費者のニーズはどう変化するか

詳細スケジュール
・18:30　開場
・19:00　開始、目的・ゴール設定
・19:10　登壇者ショートプレゼンテーション
・20:00　パネルディスカッション
・20:30　全体討議（参加者の皆様も交えたディスカッション）