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高度経済成長を支えてきた日本の大企業のプレゼンスが低下しているのはなぜか。

昨今、様々なイノベーションにより、通信、移動、輸送等のコミュニケーションコストだけでなく、商品開発コスト、製造コストが劇的に下がり、産業構造を大きく変化させてきました。その中でもICT産業に代表されるように、ベンチャー企業が新たなソリューションを生み出し、市場を創り、急速な成長と拡大を実現しています。

また、中国、インドをはじめとする新興国の企業が台頭し、先進国、発展途上国という国家単位での区分が意味を無くした世界が到来しています。グローバルにネットワーク化された複雑系の社会では、企業単体でもはや包括的なソリューションを提供することは不可能です。

常に変化するシステムの中では、他の企業だけではなく、政府や国際機関、NPO・NGO等とどのように協力し、各々がその役割を果たすのかを見極める必要があります。日本企業はこのように急速に変化している社会の中で、その成長をどのように描けばよいのでしょうか。

我々は企業自らが、変化する社会の中で課題を設定し、解決に取り組むことがその一つの解になると考えています。つまり、未来の社会を想像し、それを機能させるシステムを能動的にデザインしていくことが求められているのです。

今回の“未来を変えるデザイン展”オープニングカンファレンスでは、各分野の有識者をお招きして、社会、そのシステムをデザインできるのか、またできるとすれば、どのようにデザインをすべきかを議論して頂きます。


【未来を変えるデザイン展 オープニングカンファレンス】

テ ー : 「未来の社会をどうデザインするのか?-企業の新たな役割と価値-」

日  時: 2013年5月16日 13:00~17:30 (12:30開場)

場  所: 乃木会館(東京都港区赤坂8-11-27)

タイムテーブル(仮)

13:00 主催者挨拶 日本財団会長 笹川陽平

第1部 「社会」「デザイン」「社会システム」とは何か?

13:20 講演1 松岡正剛

14:00 講演2 柏木博

14:40 講演3 横山禎徳

15:20 コーヒーブレイク

第2「公」・「共」・「私」の役割を考える

15:40 クロストーク 松岡正剛x横山禎徳x柏木博

16:20 企業の新たな試みとその可能性

 出展企業から数名参加してのディスカッション

モデレーター:日本財団 町井則雄

17:30 閉会

*終了後に名刺交換のお時間をご用意しております。

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登 壇 : 

松岡 正剛(編集工学研究所所長)


雑誌『遊』編集長、東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、現在、編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。日本文化、芸術、生命哲学、システム工学など多方面およぶ施策を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。執筆・講演・企画・構成・プロデュース・監修・演出などを数多く手掛ける。また、日本文化研究の第一人者として、「日本という方法」を提示し、独自の日本論を展開している。2000年2月から連載中の壮大なブックナビゲーション「松岡正剛の千夜千冊」は、300万アクセスを超える。雑誌『遊』編集長、東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、現在、編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。日本文化、芸術、生命哲学、システム工学など多方面およぶ施策を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。執筆・講演・企画・構成・プロデュース・監修・演出などを数多く手掛ける。


横山 禎徳(社会システムデザイナー)

前川國男建築設計事務所、ディヴィス・ブロディ・アンド・アソシエーツを経て、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社長、産業再生機構非常勤監査役、一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授等を歴任。現在、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、オリックス生命、社外取締役。東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム企画・推進責任者。「社会システム・デザイン」という新しい分野の確立と発展に向けて活動中。東京大学工学部建築学科卒業。ハーバード大学デザイン大学院修士。マサチューセッツ工科大学経営大学院修士。


柏木 博(デザイン評論家)

武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒業。著作『家事の政治学』青土社、『モダンデザイン批判』岩波書店年、『「しきり」の文化論』講談社、『玩物草子』平凡社、『探偵小説の室内』白水社、『わたしの家』亜紀書房ほか多数。展覧会監修:『田中一光回顧展』東京都現代美術館ほか多数。


料  : 12,000円

※カード利用明細をもって、領収書とさせていただきます。日本財団が発行する領収書が必要な方は、お手数ですがお問合わせ先までご相談ください。

お問い合わせ

日本財団 経営支援グループ CSR企画推進チーム 関

Tel:03-6229-5114(平日9:00~17:00)