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【筑摩書房 ちくま大学】太田博樹「ヒト遺伝子の謎に迫る――チンギス・ハンの秘密」

ちくま大学講座 第一回
Description

近年のゲノム研究の進展で、ヒトの遺伝子について

興味深いことが次々に明らかになっています。


たとえば、現生人類(ホモ・サピエンス)は

7~8万年前にアフリカから外へと拡散したと

考えられていますが、その後の遺伝子を見ると、

ヨーロッパ大陸でもアジア大陸でもmtDNAより

Y染色体の多様性が低いのです。


どうやら特定の男性の系統に集約されている――アジア大陸での

それはチンギス・ハンではないか、とする研究結果が

出されており、その男性がチンギス・ハンかどうかは

さておき、「強力な権力と一夫多妻制が遺伝的多様性に影響した」

という点で多くの研究者から支持されているのです。


なぜそう言えるのでしょうか。


ゲノム・遺伝子・DNAなど、わかったつもりでいても

正確な理解が難しい遺伝学の基礎を説明し、

最も重要な「中立進化」の考え方を解説します。


われわれヒトがいかにして世界中に広がってきたのか、

その過程で何を背負ってきたのかを、

最新研究に基づき、誰にでもわかりやすく、徹底解説します。

(1回120分×全5回)


1回 11/27(金)19:0021:00

「ゲノム・遺伝子・DNA――何が違う? どう違う?」

*基本概念と遺伝的多型について解説。

男女の移動の違いがカギを握ることを説明します。


2回 12/4(金)19:0021:00

「アウト・オブ・アフリカ」

*アフリカにおける化石人類、ホモ・エレクタスの拡散、

そして現生人類がいつアフリカを出て、

どのように拡散してきたのか、最新研究に基づいて解説します。


3回 1/15(金)19:0021:00

「必然 vs. 偶然」

*自然選択とは何かを解説し、

現在の通説である「中立進化」の考え方を紹介します。


4回 1/29(金)19:0021:00

「チンギス・ハンの遺伝子」

*Y染色体の系図が、特定の男性の系統に集約されるのはなぜか? 

「チンギス・ハンの遺伝子」仮説を検証し、

ヒトの性・婚姻システムと遺伝子頻度の関係を解説します。


5回 2/12(金)19:0021:00

「世界中の人類が等しく背負っているもの」

*クローン病やⅡ型糖尿病など、

ヒトの遺伝性のある疾患の原因となる変異は、

現生人類がアフリカから出たのち自然選択の過程を

かいくぐってきた可能性が指摘されています。

病気とともに進化してきたヒト遺伝子の秘密を探ります。


▼講師紹介

太田博樹(おおた・ひろき)

1968年生まれ。

1997年東京大学・大学院理学系研究科にて博士(理学)修得。

日本学術振興会特別研究員として1999年から2年間

ドイツ・マックスプランク進化人類学研究所で

sex-biased migrationに関する人類集団遺伝学を展開。

2001年から4年間イェール大学医学部にて博士研究員。

2005年から東京大学・大学院新領域創成科学研究科・

先端生命科学専攻・人類進化システム分野の助教を

務めた後、2010年より北里大学医学部解剖学研究室・准教授

専門はゲノム人類学。

著書『ヒトは病気とともに進化した』(共編著、勁草書房、2013年)など。

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  • タイトル は 【筑摩書房 ちくま大学】太田博樹「ヒト遺伝子の謎に迫る――チンギス・ハンの秘密」 に変更されました。 Diff 2015-10-28 02:39:05
Fri Nov 27, 2015
7:00 PM - 9:00 PM JST
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Venue
筑摩書房4F会議室
Tickets
全五回通し受講券(11/27,12/4,1/15,1/29,2/12) ※『文庫手帳2016』プレゼント ¥10,000
11/27 受講券 ¥3,000
Venue Address
111-8755 台東区蔵前2-5-3
筑摩書房4F Japan
Directions
都営地下鉄浅草線 蔵前駅より 徒歩1分  都営地下鉄大江戸線 蔵前駅より 徒歩5分
Organizer
筑摩書房 ちくま大学
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