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10/17 「都市的なモノ」の「感性」

「通天閣」でサントリー学芸賞受賞(2012)、酒井隆史氏と語る
Description
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「都市的なモノ」の「感性」
【計り知れないものをいかに美的に宙吊りにするか】

講師プロフィール:
大阪府立大学教授 1965年生まれ。社会思想、社会学。
2012年『通天閣 新・日本資本主義発達史』(サントリー学芸賞受賞)

参加方法:直接会場へお越しください。参加無料。どなたでもご参加いただけます。

【お問い合わせ】air15npl @gメール


2000年初頭から大阪在住、約10年をかけて

『通天閣』  ---新・日本資本主義発達史 (2012年サントリー学芸賞受賞)

を著した筆者に、
「この界隈は世界で一番おもしろい」と確信させた通天閣のある街。
そのユニークさをつくっていた色んなものが、2005年頃から消えていく速度に弾みが付き、 現在さらに変わりつつあるこの街を語って頂きます。


かつて、「都市的」なもの工場は、ちょっと違う異質なものを引き寄せる装置であった。
人は、都市で生きることによって、異質なものの襲撃に対して必然的に感性を拡張させられ、それらを美的に受け止める感性・判断力が培養されていった。

しかし、工業化を経た産業社会がさらに発展し、産業構造において情報・知識・サービスなどを扱う第三次産業の占める割合が高まった脱工業化の現代、それらの感性が縮減されて行き、また街自体がそれを、加速していくような装置に変化しつつある。
インターネットで検索すれば、情報を得られる時代、見えている「情報・知識・サービス」によって、すべてのことは明らかであると思い込み、それによって「判断せよ」といわれ、「判断」する。
このことにより、「自分が世界だ」と思い込む人が増殖される。
自分の世界で判断できないものがあるという想像力、他者や計り知れないものをいかに美的に宙吊りにしようかとする感性が縮減している。
間違ってはいけないのは、感性を持つものがする「宙吊り」とそうでないものの「宙吊り(=無視・オミット・なかったことにする)」は違うということではないだろうか。

いま、そんな脱工業化都市に、まちおこし・まちづくりという形でアーティストが深く関わっている。いわゆる「都市的」なモノの否認によって都市を再構成する動きにアーティストが非常に活発に活用されている。これまで都市が育んだ感性をひっくり返す役割を期待されてもいる。
2020年開催のオリンピックへ向けて、文化芸術政策が加速し、同時に「アート」に関わる種々の事件も明るみに出て、アーティストは、注目され、一層重要な場に置かれており、それを自覚せずにいると自分たちの居場所を喪失していくことになるだろう。
Event Timeline
Sat Oct 17, 2015
5:00 PM - 7:00 PM JST
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Venue
大阪大学中之島センター 201号室
Tickets
参加無料
Venue Address
大阪大学中之島センター 201号室 Japan
Organizer
大阪大学文学研究科
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