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“When we have computers that can do more and more jobs, it’s going to change how we think about work. There’s no way around that. You can’t wish it away.”

「コンピュータがもっと仕事ができるようになったら、僕らはいまの働き方について考え直さなければならない。望もうが望むまいがね」


The idea that everyone should slavishly work so they do something inefficiently so they keep their job – that just doesn’t make any sense to me. That can’t be the right answer.”

「いまある非効率的な仕事をつづける意味が理解できないし、正しいとも思えない


FT.comFT interview with Google co-founder and CEO Larry Page」より)


2014年、GoogleCEOであるラリー・ペイジ氏は、フィナンシャル・タイムズのインタビューで、このように語りました

昨今、ビッグデータの研究が進むにつれて、人工知能が急速に発達しています。
ラリー・ペイジ氏のコメントは、このままいけばコンピュータやロボットがより多くの仕事に従事できるようになり、人間は非効率的な仕事から解放されることを示唆していると言えるでしょう。


たしかに人間が非効率的な仕事から解放されて、ほかの仕事や活動に従事することで企業の生産性が高まったり、人生が豊かになったりすれば、それは素晴らしい世界だと言えるかもしれません。


◆ロボットは人間を仕事から「解放する」のか、それとも「奪う」のか?

しかし一方、この流れを「ロボットによって将来、多くの人間が仕事を奪われる」として危惧している人々もいます。

たとえば最近、アメリカのファーストフード業界で、注文や支払いの自動化を進める業界にレストラン労組が警戒感を強めているというニュースが流れました。
(キャリコネニュース「マックジョブ消滅!? 米ファストフード業界「最低賃金引き上げ」から「ロボット導入」本格化」より)

ここから分かるのは、仕事(雇用)において人工知能がもたらす未来が幸福か不幸かは、立場や価値観によって大きく変わるということです。ラリー・ペイジ氏のような方にとっては「幸福」ですが、ファーストフード店で働いている人たちにとっては「不幸」かもしれないわけです。


◆技術の有用性は、捉え方や伝え方次第で大きく変わってしまう

今回のセッションの目的は、ビッグデータを例として、「こうした立場や価値観の違いを乗り越えて技術の有用性や危険性を伝えるには、どうすれば良いのか?」を考えることです。具体的には、ビッグデータを将来こどもに伝える(キャッチ)コピーを皆さんと一緒に考えていきます。

たとえば、ビッグデータと自動車の自動運転を例としてみましょう。

Google
などが開発を進めている、運転手を必要としない自動車の自動運転技術には、ビッグデータが深く関わっています。

自動運転と人間の運転の大きな違いは、その安全性です。

たとえば、人が飛び出してきたら車は急停止しなければなりませんが、その判断はいまは人間が行っています。自動運転は、これを車に積んだ人工知能に行わせます。


人工知能は、あらかじめ「安全に運転されている風景のデータ」を大量に覚えておき、実際の運転の様子をそのデータと照合します。そして、いまの運転が安全か危険かを識別して、危険だと判断すれば車を停止させるのです。


この「安全な自動運転」が実現できれば、人は運転するという行為から解放されます。


そこで、たとえば「移動中に仕事ができるようになる」「疲労に関わらず運転の質が一定になる」などと謳うことで、人々にビッグデータ(人工知能)の有用性を訴求することができるでしょう。


しかし一方で、たとえばタクシーの運転手などは、自分たちの仕事を失うかもしれないという危機感を抱きます。この場合、上記のようなメリットをアピールしても、決して彼や彼女の心に響くことはないでしょう。


◆共感と行動を生み出す「ソーシャルコピー」という考え方

このように、ビッグデータにはポジティブな面とネガティブな面があります。そして、これはビッグデータに限った話ではありません。

重要なのは、こうした二面性があることを自覚した上で、ビッグデータを社会にどう伝えていくのかを考えることです。


そこで重要になるのが、「ソーシャルコピー」という考え方です。


ビッグデータには、良い面も悪い面もあります。ですが、そのどちらか一方の立場から「僕らを仕事から解放してくれる素晴らしいものだ!」「人間から仕事を奪う酷いものだ!」と主張しているだけでは、その有用性や危険性を相手に理解してもらうことはできません。それは一面的な主張、つまり「押しつけ」でしかないからです。

必要なのは、双方向のコミュニケーション。自分と立場や価値観が違う人について理解することで、彼・彼女が共感できる伝え方=二面性を超えた「ソーシャルコピー」を生み出すことができます。

この「ソーシャルコピー」の重要性を広く知ってもらうために、第2回くもラボは、ビッグデータをテーマに「ソーシャルコピー」のセッションを開催することにいたしました。

ビッグデータは人工知能やビジネスの発展に貢献し、人々の生活をより便利に、より豊かにしてくれるポジティブな可能性を秘めています。しかし一方で、人々の行動や選択の自由を奪ってしまうネガティブなものかもしれません。そして、このネガティブとポジティブの境界線は、あなたの考え方や伝え方ひとつで、大きく変わります(変えられます)

10
10日、ぜひ一緒にソーシャルコピーについて考えてみませんか?


◆ターゲット

  • 一方的な広告ではない「ソーシャルコピー」という考え方に興味のある方
  • より多くの方に、自分たちの団体やコミュニティの活動を知って欲しい方
  • 運営している団体やコミュニティのファンを増やしたい方
  • コピーライティングに興味のある方、スキルを磨きたい方
  • ビッグデータについて、自分とは異なる立場の意見に触れてみたい方
  • ビッグデータについて、自分の感じる不安や危機感について話せる場が欲しかった方
  • 今後、様々な分野で自分とは立場や価値観が異なる方の意見に多く触れたい方


◆セッション概要

・開催日時
  20151010日(土) 18:0021:3017:30開場)


・開催場所

  虎ノ門COMx(東京都港区西新橋1-23-9 河野ビル4Fhttp://cafe.comx.jp/


・アクセス

  東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩3

  都営地下鉄三田線「内幸町駅」より徒歩5

  各線「新橋駅」より徒歩7

  東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ケ関駅」より徒歩8


・参加費

  1,200



◆プログラム内容

17:30  開場
18:00
  第1部・開始
  18:0018:05  運営団体「KUMOism」の紹介

  18:0518:20  自己紹介

  18:2018:50  ソーシャルコピーについて簡単な説明

18:50
  休憩(10分間)
19:00
  第2部・開始
  19:0020:30  「ビッグデータ×ソーシャルコピー」のグループワーク

  20:3021:00  グループワークの成果物の発表

  21:0021:20  各グループごとに「今日の学び」を共有

  21:2021:30  クロージング


※上記プログラム内容は、参加人数などによって変更となる場合がございます


◆運営団体について

「非営利団体KUMOism http://kumoism.net/

「二面性=物事には良い面も悪い面もある」をコンセプトにした活動を行っている非営利団体(任意団体)です。時事ネタや日常生活の身近なことなど、あらゆる物事についての多面的な見方を「記事」や「アート(イラストなど)」でお届けしたり、そうした物事について意見交換を行う「コミュニティ」の運営を行ったりしています。



◆お問い合わせ先

非営利団体KUMOism
project.kumoism@gmail.com


◆前回のイベント風景とアンケートレポート(一部)

アンケートレポートは、Facebookページにより詳しく掲載しています。
ぜひそちらも合わせてご覧ください!

▼KUMOism Facebookページ
https://www.facebook.com/kumoism

“When we have computers that can do more and more jobs, it’s going to change how we think about work. There’s no way around that. You can’t wish it away.”

「コンピュータがもっと仕事ができるようになったら、僕らはいまの働き方について考え直さなければならない。望もうが望むまいがね」


The idea that everyone should slavishly work so they do something inefficiently so they keep their job – that just doesn’t make any sense to me. That can’t be the right answer.”

「いまある非効率的な仕事をつづける意味が理解できないし、正しいとも思えない


FT.comFT interview with Google co-founder and CEO Larry Page」より)


2014年、GoogleCEOであるラリー・ペイジ氏は、フィナンシャル・タイムズのインタビューで、このように語りました

昨今、ビッグデータの研究が進むにつれて、人工知能が急速に発達しています。
ラリー・ペイジ氏のコメントは、このままいけばコンピュータやロボットがより多くの仕事に従事できるようになり、人間は非効率的な仕事から解放されることを示唆していると言えるでしょう。


たしかに人間が非効率的な仕事から解放されて、ほかの仕事や活動に従事することで企業の生産性が高まったり、人生が豊かになったりすれば、それは素晴らしい世界だと言えるかもしれません。


◆ロボットは人間を仕事から「解放する」のか、それとも「奪う」のか?

しかし一方、この流れを「ロボットによって将来、多くの人間が仕事を奪われる」として危惧している人々もいます。

たとえば最近、アメリカのファーストフード業界で、注文や支払いの自動化を進める業界にレストラン労組が警戒感を強めているというニュースが流れました。
(キャリコネニュース「マックジョブ消滅!? 米ファストフード業界「最低賃金引き上げ」から「ロボット導入」本格化」より)

ここから分かるのは、仕事(雇用)において人工知能がもたらす未来が幸福か不幸かは、立場や価値観によって大きく変わるということです。ラリー・ペイジ氏のような方にとっては「幸福」ですが、ファーストフード店で働いている人たちにとっては「不幸」かもしれないわけです。


◆技術の有用性は、捉え方や伝え方次第で大きく変わってしまう

今回のセッションの目的は、ビッグデータを例として、「こうした立場や価値観の違いを乗り越えて技術の有用性や危険性を伝えるには、どうすれば良いのか?」を考えることです。具体的には、ビッグデータを将来こどもに伝える(キャッチ)コピーを皆さんと一緒に考えていきます。

たとえば、ビッグデータと自動車の自動運転を例としてみましょう。

Google
などが開発を進めている、運転手を必要としない自動車の自動運転技術には、ビッグデータが深く関わっています。

自動運転と人間の運転の大きな違いは、その安全性です。

たとえば、人が飛び出してきたら車は急停止しなければなりませんが、その判断はいまは人間が行っています。自動運転は、これを車に積んだ人工知能に行わせます。


人工知能は、あらかじめ「安全に運転されている風景のデータ」を大量に覚えておき、実際の運転の様子をそのデータと照合します。そして、いまの運転が安全か危険かを識別して、危険だと判断すれば車を停止させるのです。


この「安全な自動運転」が実現できれば、人は運転するという行為から解放されます。


そこで、たとえば「移動中に仕事ができるようになる」「疲労に関わらず運転の質が一定になる」などと謳うことで、人々にビッグデータ(人工知能)の有用性を訴求することができるでしょう。


しかし一方で、たとえばタクシーの運転手などは、自分たちの仕事を失うかもしれないという危機感を抱きます。この場合、上記のようなメリットをアピールしても、決して彼や彼女の心に響くことはないでしょう。


◆共感と行動を生み出す「ソーシャルコピー」という考え方

このように、ビッグデータにはポジティブな面とネガティブな面があります。そして、これはビッグデータに限った話ではありません。

重要なのは、こうした二面性があることを自覚した上で、ビッグデータを社会にどう伝えていくのかを考えることです。


そこで重要になるのが、「ソーシャルコピー」という考え方です。


ビッグデータには、良い面も悪い面もあります。ですが、そのどちらか一方の立場から「僕らを仕事から解放してくれる素晴らしいものだ!」「人間から仕事を奪う酷いものだ!」と主張しているだけでは、その有用性や危険性を相手に理解してもらうことはできません。それは一面的な主張、つまり「押しつけ」でしかないからです。

必要なのは、双方向のコミュニケーション。自分と立場や価値観が違う人について理解することで、彼・彼女が共感できる伝え方=二面性を超えた「ソーシャルコピー」を生み出すことができます。

この「ソーシャルコピー」の重要性を広く知ってもらうために、第2回くもラボは、ビッグデータをテーマに「ソーシャルコピー」のセッションを開催することにいたしました。

ビッグデータは人工知能やビジネスの発展に貢献し、人々の生活をより便利に、より豊かにしてくれるポジティブな可能性を秘めています。しかし一方で、人々の行動や選択の自由を奪ってしまうネガティブなものかもしれません。そして、このネガティブとポジティブの境界線は、あなたの考え方や伝え方ひとつで、大きく変わります(変えられます)

10
10日、ぜひ一緒にソーシャルコピーについて考えてみませんか?


◆ターゲット

  • 一方的な広告ではない「ソーシャルコピー」という考え方に興味のある方
  • より多くの方に、自分たちの団体やコミュニティの活動を知って欲しい方
  • 運営している団体やコミュニティのファンを増やしたい方
  • コピーライティングに興味のある方、スキルを磨きたい方
  • ビッグデータについて、自分とは異なる立場の意見に触れてみたい方
  • ビッグデータについて、自分の感じる不安や危機感について話せる場が欲しかった方
  • 今後、様々な分野で自分とは立場や価値観が異なる方の意見に多く触れたい方


◆セッション概要

・開催日時
  20151010日(土) 18:0021:3017:30開場)


・開催場所

  虎ノ門COMx(東京都港区西新橋1-23-9 河野ビル4Fhttp://cafe.comx.jp/


・アクセス

  東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」より徒歩3

  都営地下鉄三田線「内幸町駅」より徒歩5

  各線「新橋駅」より徒歩7

  東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ケ関駅」より徒歩8


・参加費

  1,200



◆プログラム内容

17:30  開場
18:00
  第1部・開始
  18:0018:05  運営団体「KUMOism」の紹介

  18:0518:20  自己紹介

  18:2018:50  ソーシャルコピーについて簡単な説明

18:50
  休憩(10分間)
19:00
  第2部・開始
  19:0020:30  「ビッグデータ×ソーシャルコピー」のグループワーク

  20:3021:00  グループワークの成果物の発表

  21:0021:20  各グループごとに「今日の学び」を共有

  21:2021:30  クロージング


※上記プログラム内容は、参加人数などによって変更となる場合がございます


◆運営団体について

「非営利団体KUMOism http://kumoism.net/

「二面性=物事には良い面も悪い面もある」をコンセプトにした活動を行っている非営利団体(任意団体)です。時事ネタや日常生活の身近なことなど、あらゆる物事についての多面的な見方を「記事」や「アート(イラストなど)」でお届けしたり、そうした物事について意見交換を行う「コミュニティ」の運営を行ったりしています。



◆お問い合わせ先

非営利団体KUMOism
project.kumoism@gmail.com


◆前回のイベント風景とアンケートレポート(一部)

前回のイベント風景とアンケートレポートは、Facebookページにより詳しく掲載しています。
ぜひそちらも合わせてご覧ください!

▼KUMOism Facebookページ
https://www.facebook.com/kumoism