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「未来の聴衆ではなく、今、目の前の聴衆を育てること」。
世界有数のエクサン=プロヴァンス音楽祭の名監督ベルナール・フォクルール氏が出演者、観客、地域の人々を巻き込んでつくる「仕掛け」について語ります。今年話題の子供のための新作オペラ《The Monster in the Maze 》(ベルリン・フィルハーモニー、ロンドン交響楽団と共同制作)の舞台裏にも迫ります。
フォクルール氏は、オルガニスト、大学教授、作曲家でありながら、音楽祭監督としても、世界を駆け巡っています。
敏腕プロデューサーとして、数々のプロジェクトを成功させるなど、欧州において、その評価は非常に高い人物です。
ベルギー国立歌劇場の監督時代に、RESEOという欧州歌劇場の教育プログラム担当者のためのネットワークを立ち上げ、今や、そのRESEOは、欧州文化政策に提言をするほどの組織となり、加入していない歌劇場はほとんどありません。
2012年に本学で公開レクチャーを開催した際に、数々の問いを私たちに提示くださいました。
今回は、その続編として、当日レクチャーにお越しの皆さまとの対話の中で、「アートプロジェクトにおける新しい参加の在り方」を考えます。
教育プログラムを音楽祭の副次事業と捉えるのではなく、
大きな音楽祭の中核に「教育」という概念を据えるというのが、フォクルール流。
どうしたら、サイレントパトロンにつながる橋を用意し、音楽祭後も持続可能なコミュニティを生成できるのか。
観客、出演者、スタッフ、地域、関わる全ての人々が学びえる環境にするために何ができるのか。
「越境する音楽祭」をデザインする、その考え方について、具体例を交えながらお話しいただきます。
皆さまのご参加、お待ちしております。
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【日時】
2015年11月5日(木)18:30~21:00 [18:00より受付]
【定員】
100名
※9/1申込開始。先着順。
※逐次通訳あり。
【対象】
教育プログラム実践者(プロデューサー、コーディネーターも含む)
音楽関係者
音楽大学生
研究者
アートプロジェクトに関心のある方 など
【講師】
ベルナール・フォクルール(エクサン=プロヴァンス音楽祭監督)
オルガニストとして70年代より活躍。ルネサンス音楽から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ。様々なアートとの融合作品へ積極的に参画。2006年ブクステフーデのオルガン全曲録音で高評を得る。作曲家としても活動し、14年に自身の作品CDを発表。92年ベルギー国立歌劇場監督就任。93年、文化的生活への参加を呼び掛けるためCulture and Democracy設立。07年よりエクサン=プロヴァンス音楽祭芸術監督、現在に至る。著書『La naissance de l’individu dans l’art』。
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上野学園大学音楽文化研究センター
平成27年度文化庁大学を活用した文化芸術推進事業
音楽を"まなびほぐす"
― 教育プログラムをめぐるワークショップ/レクチャー
あなたは「まなびの凝り」を感じませんか? こうあるべき、という思い込みはありませんか?
あなたの思う「当たり前」は、本当にそうなのでしょうか?
何かうまくいかないなと感じる理由に、どこかに「凝り」があるのでは?
まなびの凝りを一緒に「まなびほぐす」、そんなシリーズをつくりました。
自分を常に進化させる術、「まなびほぐし」の方法や視座をみつける場です。
夏の「ファシリテーター養成講座」に続き、
秋からも続々と新しいワークショップとレクチャーが始まります。
【実施概要】
開催日: 2015年4月1日~2016年3月5日
主な対象: アートマネジメント従事者、教育プログラム実践者、演奏家、研究者 など
場所: 上野学園大学オーケストラスタジオ、上野学園 石橋メモリアルホール ほか
★シリーズ全体の詳細や他の講座の日程は、以下からご確認ください。
◎プレスリリース[PDF]
http://goo.gl/uU8tfa
◎チラシ[PDF 2.5M]
http://goo.gl/h9aj82