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平倉圭×細馬宏通×畠山宗明「「映画的」であるとはどのようなことか? ──見世物から『マッドマックス』へ」@hirakurakei @kaerusan @gilledwhale

前売は2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に!
Description
  • 当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。
  • 友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
  • 開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。

【イベント概要】


現代の映像環境は、かつて予想されていたものとは少し異なった方向に進んでいる。1970年代から80年代の情報化が進行した時期に、情報テクノロジーは現実のリアリティを凌駕し、身体から自由になった情報空間を形成すると考えられた。しかし、デジタルメディアの時代になって、人はむしろ、かつてよりさらに身体に拘束されるようになっている。そのような情報化に伴う映像の変容を考えるにあたっては、媒体そのものよりも、イメージが観客に及ぼす作用から考える必要があるだろう。

細馬宏通、平倉圭、畠山宗明の三名は、今年3月にゲンロンカフェでゴダール初の3D作品である『さらば、愛の言葉よ』を運動や身体という観点から論じたが、ここで取られたアプローチは、現在の映像環境全体を考える上でも有効である。それゆえ本イベントでは、映像環境の今日性を、再び同じアプローチから論じる。

とりわけ考えてみたいのは、「映画的なもの」の行方である。映画は20世紀を通じて、映像で「語る」ための文法を作り上げてきたが、映画が数ある視聴形態の一部にすぎなくなった現在、「映画的なもの」のあり方も、大きく変わってきていると思われるからだ。

代わって登場してきているのは、見世物的なパラダイムである。複雑な編集に依拠した洗練された物語は、映像のインパクトにますますその場を譲りつつある。見世物から生まれた映画は、デジタル技術の登場を経て、むしろ映画以前のパラダイムに回帰しているかのようなのである。

しかし一方で、アメリカを中心に作り上げられた映画的な文法は、非西洋圏で制作された映画や、Youtubeで拡散する個人制作の動画などを通じて、むしろその影響力を強めている。「映画的なもの」は、グローバルにその覇権を広げているかのようでもあるのだ。

このような映像環境にあって、私たちは「映画的なもの」の位相をどのように考えたらよいのか?本イベントではこうした問題意識から、「映画的なもの」と現代の映像環境の交錯を、『ゼロ・グラヴィティ』や『マッドマックス』、さらにはISの処刑動画などネット上に氾濫する動画などから考えてみたい。
(畠山宗明)


現代ハリウッド映画における「人+物」結合体の動きと作用力を捉えたい。物体としての人が他の物体と結合する(宇宙船・トラック・義手・拘束具・各種パイプ・コード・棒etc.)。結合した物体が互いを破壊しあう。飛び散る小物体(それらは記述され、振り付けられている)。遅れて追いかけるカメラ(カメラも振り付けられている)。そうして非物体的な画面に、強い「作用力」が生み出される。この作用力はいったい何か? 
(平倉圭)



【登壇者】


平倉圭(ひらくら・けい)


1977年生まれ。芸術理論。横浜国立大学教育人間科学部准教授。芸術制作における物体化された思考プロセスについて研究している。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、第2回表象文化論学会賞)、共著に『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室)、『美術史の7つの顔』(未來社)、論文に「『さらば言語よ』についての4つのノート」(『ユリイカ』2015年1月号)、「多重周期構造――セザンヌのクラスター・ストローク」(『ユリイカ』2012年4月号)など。


細馬宏通(ほそま・ひろみち)

1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科(理学博士)を経て、滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は日常会話や協働作業における身体動作の研究。塔、パノラマ、絵はがき、アニメーション、流行歌など視聴覚文化史にも関心をよせる。著作に『うたのしくみ』(ぴあ)、『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社)、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(新潮選書)、『浅草十二階(増補新版)』『絵はがきの時代』(青土社)など。


畠山宗明(はたけやま・むねあき)


1974年生まれ。聖学院大学特任講師。映画史、映画理論史。ロシアの「モンタージュ理論」を中心に、現代のメディア環境に則した映画理論の読み直しを行っている。論文に、「アニメーションの詩学──セルゲイ・エイゼンシュテインと映画のヴァナキュラー」(『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3、メディア・デザイン研究所)「レイヤー化するイメージ」(『デジタルの際』、聖学院大学出版会)など。


【注意事項】

  • チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。
  • 本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロンカフェ完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございますので、ご了承のほどお願い致します。
  • 当日、ゲンロン友の会会員証または学生書提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。
  • チケット料金に含まれるのは当講座1回分の受講料です(通し券ではありません)。
  • チケット料金は税込価格です。
  • 講演・イベントの無断録画・録音はご遠慮ください。
  • お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。
  • 未成年の方にはアルコールを提供できません。
  • 18歳未満の方は23時以降の参加はできません。
  • 保護者が同伴しない18歳未満の方は22時以降の参加はできません。
  • 参加者が80名を越えるイベントでは、お席が立ち見になる場合があります。ご了承ください。
Event Timeline
Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff 2015-09-15 16:01:03
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Fri Sep 18, 2015
7:00 PM - 9:00 PM JST
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Venue
Tickets
前売券 1ドリンク付 ※当日、友の会会員証/学生証提示で500円キャッシュバック ¥2,600
友の会会員限定指定席 前売分 1ドリンク付、共有サイドテーブル・電源あり ※ キャッシュバックはありません ※ 会員番号が必要となります ※複数予約される場合には、お連れの方が会員でなくても結構です ¥2,600
Venue Address
東京都西五反田1-11-9 司ビル6F Japan
Organizer
ゲンロンカフェ
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