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もし、自分や自分の大切な人が「思いがけない妊娠」をしてしまったら?
あなたはどうしますか? 相談できる人はいますか?


「思いがけない妊娠」は、関わる人の人生を大きくゆさぶります。
妊娠したことを誰にも打ち明けることも出来ずに、結果として危険な出産をし、新生児を殺してしまう事件が後を絶ちません。しかし、これは、母親だけの責任なのでしょうか?


少しでも子どもの命を守り、また母親の人生を助けるために、熊本県の慈恵会病院が「赤ちゃんのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を始めました。
「妊娠中から相談にのる」「乳児院を経ずに新生児を里親委託する」「特別養子縁組前提の委託」こうした方針で、慈恵病院では、電話相談を受け、結果として7年間で200組を越す特別養子縁組につながりました。
このように、周囲の支えがあれば、妊婦、子ども、養父母が新しい人生を始められます。

ところが、その利用者の29%が関東からで、熊本県内の27%よりも多いのです。


そうしたことから、東京でも「思いがけない妊娠」をしたときの相談窓口「妊娠SOS(仮)」が立ち上がります。

妊婦一人ひとりの事情に寄り添うことにより、「産む/産まない」「自分でそだてる/養子に出す」などの重い決断を支え、子どもの命を救うとともに、母親の人生もより良く生き直すための再出発のサポートを目指します。


今回のネットワークミーティングでは、そもそもの「思いがけない妊娠」をしなくてもいいように、主として若年層に性教育をしている方、以前から思いがけない妊娠をした妊婦のサポートをしてきた方、そして産まれた子どもの幸福のための支援に取り組んでいる方をお招きして、「もし、思いがけない妊娠をしても、人生を新しく生き直すこともできるのです!」と、ご紹介いたします。


■ スピーカーのご紹介 ━━━━━━━

ピルコン 染矢明日香さん
自身の中絶経験から、「自分と同じような思いをする人を減らしたい」と、2007年から「避妊啓発団体ピルコン」を立ち上げ、2013年にNPO法人化。若年層にむけて、正しい性知識とオープンに話し合うことの大切さを伝えている。


にんしんSOS東京 伊東由宥子さん、中島かおりさん、宗祥子さん

妊娠SOS東京(仮称) 伊東祐子さん、宗祥子さん

助産師、社会福祉士らが中心となり、妊娠して悩んでいる女性とその子どもを確実に支援へとつなげ、赤ちゃんの命を守り、お母さんを犯罪者にしないために、東京における妊娠相談支援窓口の開設に取り組んでいる。


アクロスジャパン 小川多鶴さん 
予期せぬ妊娠をした妊婦さん達の悩みを聞き、社会資源につなげ、お産費用や、養子縁組などの制度を紹介し、一緒に解決方法を見つける相談窓口。また、養子縁組を希望する親たちをサポートする。


環の会 星野 寛美さん 

子どもの幸福を中心に考え、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」と、子どもが思うことができるよう、単親による子育て、祖父母による子育て、養父母による子育てと、それぞれの状況によりそう支援を行う。